ウルシオールの命名者は誰?

ネットが普及する以前のことだが、クイズ界では平凡社の百科事典、すなわち、『世界大百科事典』がやたらと重宝されていた。
今で言うウィキペディアのようなポジションだった。(とは言っても、ウィキペディアほど不当に低評価されてはおらず、むしろバイブル視されていた)

昔、あるクイズプレーヤーが会報の中で、平凡社の百科事典に書かれいているウルシオールの命名者の名前が誤っていることを指摘していた。
ウルシオールの命名者は三山喜三郎なのだが、平凡社の百科事典では「三上喜三郎」となっていたのだ。
その誤りは最新版の『世界大百科事典』でも訂正されていないと思われる。
なぜって、その誤りが、現時点(平成27年5月)でもネット上ではそのまんまだから。

様々な辞書・事典から検索できる「コトバンク」では、次のように、三山喜三郎と三上喜三郎の両方の結果が表示される。

三山喜三郎(みやま きさぶろう)とは? 意味や使い方 - コトバンク
デジタル版 日本人名大辞典+Plus - 三山喜三郎の用語解説 - 1873-? 明治時代の化学者。明治6年6月4日生まれ。東京帝大助教授,工業試験所部長をへて朝鮮総督府中央試験所長となり,京城高工校長,京城工業校長をかねた。専門は漆塗料の...
三上喜三郎(みかみきさぶろう)とは? 意味や使い方 - コトバンク
改訂新版 世界大百科事典 - 三上喜三郎の用語解説 - 古代の日本には灰墨を入れた黒漆と天然染料を入れたと思われる透漆があった。漆の化学的分析は1880年ころ,石松決,吉田彦六郎らによって先鞭がつけられたが,三上喜三郎は日本産漆の主成分をウ...

当然ながら、「三上喜三郎」を見出しにした事典はないようだ。
コトバンクでは、「「三上喜三郎」について言及している用語解説の一部を掲載」している。その出典はやっぱり『世界大百科事典』である。
それにしても、コトバンクさん、御丁寧にも「みかみきさぶろう」という読み方まで表示しているけど、これって、ウラ取ってるの?

《余談》
ネット普及以前、時事対策で重宝されたのは雑誌『ダカーポ』。懐かしい。

《追記》
今回の記事は、正解の「三山喜三郎(みやま・きさぶろう)」より、誤っている名前のほうが表記数が多くなってしまっています。
というわけで、正しい知識のほうを目立つようにします。

(タイトルの)正解は、

三山喜三郎(みやま・きさぶろう)

です。

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