◆凡例
- 描かれている人物等を青色の文字で記述。( )内はその人物についての簡単な説明。
- タイトルやサブタイトルに、描かれている人物名が含まれている場合は、その部分を青色にしている。この場合、作品名(『 』内)のすぐ右に、人物についての説明を記述。
- 取り上げた作品の中には、登場人物の名前は実名だが内容はフィクションというものもある。
- 《 》内は著者名。
§ 小説家とその作品
《城山三郎》
- 『男たちの経営』:長瀬富郎(花王創業者)
- 『零からの栄光』:川西竜三(新明和工業創業者)
- 『落日燃ゆ』:広田弘毅(元内閣総理大臣)
- 『雄気堂々』:渋沢栄一(日本資本主義の父といわれる実業家)
- 『気張る男』:松本重太郎(西の松本、東の渋沢と呼ばれた関西の実業家)
- 『硫黄島に死す』:西竹一(陸軍軍人。ロス五輪馬術障害飛越競技金メダリスト)
- 『臨3311に乗れ』:近畿日本ツーリスト
- 『わしの目は十年先が見える 大原孫三郎の生涯』(倉敷紡績(クラボウ)などの社長を務めた)
- 『ビッグボーイの生涯 五島昇その人』(五島慶太の長男。東京急行電鉄社長)
- 『もう、きみには頼まない 石坂泰三の世界』(第2代経済団体連合会(経団連)会長)
- 『粗にして野だが卑ではない 石田禮助の生涯』(三井物産社長。第5代国鉄総裁)
- 『運を天に任すなんて 素描・中山素平』(第2代日本興業銀行頭取。経済同友会代表幹事)
《高杉良》
- 『炎の経営者』:八谷泰造(日本触媒化学工業(現:日本触媒)社長)
- 『祖国へ、熱き心を』:フレッド・イサム・ワダ(東京五輪招致に貢献)
- 『挑戦つきることなし』:小倉昌男(ヤマト運輸の元社長)
- 『勇気凛々』:武田光司(ホダカ物産を創業)
- 『青年社長』:渡邉美樹(ワタミ社長)
- 『不撓不屈』:飯塚毅(TKC社長)
- 『大脱走(スピンアウト)』:碓井優(ゆたか)(IHIを集団退社し、コスモ・エイティを発足)
- 『小説会社再建-太陽を、つかむ男』:佐世保重工業
《渡辺淳一》
- 『花埋み』:荻野吟子(近代日本最初の女性医師)
- 『冬の花火』:中城(なかじょう)ふみ子(歌人。『乳房喪失』)
- 『遠き落日』:野口英世(梅毒の研究などで知られる。1928年ガーナのアクラで死去)
- 『女優』:松井須磨子(新劇女優。1913年島村抱月らと芸術座を旗揚げ)
- 『静寂(しじま)の声―乃木希典夫妻の生涯』:乃木希典(妻は静子。陸軍大将。第10代学習院院長)
- 『君も雛罌粟(コクリコ)われも雛罌粟―与謝野鉄幹・晶子夫妻の生涯』
- 『天上紅蓮(ぐれん)』:白河法皇(一般に院政を始めた人物とされる)/待賢門院璋子(鳥羽天皇の中宮で、崇徳・後白河両天皇の母)
§ 小説・伝記など
《三浦綾子》
『われ弱ければ―矢嶋楫子伝』(日本キリスト教婦人矯風会初代会頭)
『夕あり朝あり』:五十嵐健治(日本初のドライクリーニングを開発。白洋舍の創業者)
《佐野眞一》
『旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三』:宮本常一(民俗学者。『忘れられた日本人』『日本の離島』)/渋沢敬三(第16代日本銀行総裁。渋沢栄一の孫)
《吉村昭》
『虹の翼』:二宮忠八(ライト兄弟よりも前に「飛行器」を考案)