講談社主催の文学賞、大江健三郎賞が今年(2014年)で終わるというニュースがありました。
大江健三郎一人が選考する賞ですから、高齢になってくると続けるのは大変でしょうからね。
この賞を受賞した作品は、英語、フランス語、ドイツ語のいずれかに翻訳されて出版されます。
今年(第8回)の大江健三郎賞は、岩城(いわき)けいの『さようなら、オレンジ』[筑摩書房]。
第150回芥川賞(2013年下期)の候補作でもあります。
さて、これまでの大江健三郎賞の受賞者と受賞作をメモしておきます。
▼大江健三郎賞 歴代受賞作
第1回(2007年)・・・長嶋有 『夕子ちゃんの近道』
第2回(2008年)・・・岡田利規 『わたしたちに許された特別な時間の終わり』
第3回(2009年)・・・安藤礼二 『光の曼陀羅 日本文学論』
第4回(2010年)・・・中村文則 『掏摸』
第5回(2011年)・・・星野智幸 『俺俺』
第6回(2012年)・・・綿矢りさ 『かわいそうだね?』
第7回(2013年)・・・本谷有希子 『嵐のピクニック』
第8回(2014年)・・・岩城けい 『さようなら、オレンジ』
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