クイズ王の部屋

アカデミックと言えるかどうか。

クイズ界では、漫アゲ、クサレ芸能、スポーツ、生活等からの出題が少ないとアカデミック系が多いと言われる。

とはいっても、アカデミックな事柄を扱っているからといって、それがアカデミックなクイズと言えるかというと甚だ疑問だ。

そもそも「早押し」という行為自体がアカデミックではないのだ。

例えば、ヘーゲルの弁証法はアカデミックだが、弁証法云々を聴いてボタンを押し合い、「ヘーゲル!」などと叫ぶ行為はアカデミックとは到底呼べない。

昔、某クイズ王決定戦番組で、準決勝進出者の顔写真を並べたフリップボードから決勝進出者を予想するように言われたゲストの著名人が、「この人が勝つと思う。コンピューターゲームに強い人はだいたいこういう顔をしている」と答えていたのを思い出す。
いくら難しい事をたくさん知っていて、自分がアカデミックなつもりでも、それを早押しで答えている姿はゲームに強いというふうにしか見てもらえないのである。


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