今年の『高校生クイズ』は、2008~2012年の「知の甲子園」路線から「体力、チームワーク(「時の運」とは言わない記事が多い)」重視に変更になりました。
なるほどたしかに去年までと比べると随分体力を使うルールでした。
でも、これを体力を競うものとして鑑賞してみたら物足りないものに見えると思います。
「知力、体力、時の運」と並んだ言葉を見ると錯覚を起こしそうになりますが、知力軽視が体力重視につながるとは限らないはずです。せいぜい「体力は軽視しない」という程度のものです。
もしも今年の『高校生クイズ』が「高校生体力ナンバーワン決定戦」と銘打って放送されたとしたら、視聴者から「どこが体力やねん」と批判されるにちがいありません。
たしかに、決勝の三人四脚2キロ走はきついでしょうし、外国の街中を走り回るのも、普通の大人だったらへとへとになるようなことだと思います。
しかし、若い高校生が体力を競うものとしては大したことないと言わざるを得ません。学校の運動部のクラブ活動の方がはるかにしんどいですよ。場合によっては普段受けている体育の授業の方が体力がいるんじゃないですかね。
高校生が体力で勝負するのでしたら、『サスケ』みたいなことをするべきでしょう。
『高校生クイズ』に「体力」を感じるのは、タイトルにある「クイズ」という言葉に引っ張られているからなのです。
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