長音符、すなわち、
のばす音を表すのに使う横線(「ボード」「オープン大会」「わーい!」などの「ー」)
と、
漢字の「一(いち)」は、
見た目がよく似ている。ゴシック体だと区別がつかないくらいだ。
でも大概は文脈からすぐ分かる。
分かりにくいものもある。
では、「一(いち)」を長音符と取り違えてしまいやすい例を挙げてみよう。
- スタインベックの『怒りの葡萄』に登場する「ジョード一家(いっか)」。
ゴシック体だと「ジョードー家(じょおどおけ)」と読まれてしまいかねない。 - スタンダールやアントナン・アルトーの作品『チェンチ一族(いちぞく)』。
まあこれは、内容を知っていたら「ちぇんちいぞく」と読むことはないけどね。民族名ではないのだから。
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